2011シルバーストーン第1戦 村井正順 |
場所: シルバーストーン・サーキット様(岡崎)
日時: 2011/1/8
種別: トゥエルブ
参加人数: 25名(YOKOMO 10.5T ストッククラス4名、オープンクラス21名)
昨年末のオールナイト走行会でYOKOMO R12のセッティングが完成形に近付きました。
そのセッティングを実戦で検証する重要なレースとなります。
余裕綽々のレース展開のはずでしたが、予選1回目直前の練習走行でリヤ廻りを大破させてしまいました(悲)。
かる~くセッティングの確認程度に走っていたのですが、
パイロンに乗り転倒、リヤから外周のコンクリートブロックにゼロストップ!
いきなりカツカツモード突入です(笑)。
スパーギヤ、リヤシャフト、アッパーブレース、モーターマウント、ダンパー、モーターシャフトを破損させてしまいました
調子が良い時にこそ意外な落とし穴があるもんです。
スタート30分前でこんな状況、間に合うのか~?
修理完了、間に合いました~(汗)。
予選組合せ
《予選1回目》
タイヤはいつものYOKOMO ミディアム&ミディアムハード。
この2年間、何処の路面でもYOKOMOタイヤ以外は使用しなくなりましたね。
実戦での実績も充分で、他のタイヤを準備しなくても良くなりましたので楽になりました。
タイヤ径はフロント41㎜、リヤ42㎜。
多分、今日はヒートが進むにつれタイヤ径を少しずつ小さくするだけで対応出来るはずです。
予選1ラウンド目スタート。
特定のコーナー(右ターン)のみ、ハイサイドしそうで思い切って走れません。
練習中に出したタイム9”3には程遠いですが、マシンバランスは良好でトップゴール。
予選1ラウンド終了時点の暫定Aメイン。
《予選2回目》
1ラウンド目、ハイサイド気味だったのでタイヤ径を前後共コンマ3㎜小さくします。
マシンは大分良くなりラップも向上、50Lを記録!
先月の自分の記録より2周も速いです(前回が遅過ぎ?)。
予選2ラウンド終了時点の暫定Aメイン。
《予選3回目》
タイヤ径は2ラウンド目と一緒。
ラップは9”3が出てきましたが、フロントがオーバーグリップ気味で3回程クラッシュしてしまいました。
それでもトータルタイムは少し向上。
この時間帯から究極の銀石路面になってきまして、皆さん苦労されていました。
予選結果
TQ 私 (YOKOMO R12)
2位 石野様 (アソシ R5.1)
3位 とっくん (CRC/CRCワークス)
4位 エビちゃん (アソシ R5.1)
5位 シズオさん (CRC/CRCワークス)
6位 遠藤様 (KAWADA)
7位 宮川様 (アソシ R5.1)
AメインはYOKOMOとアソシで過半数です。
2年前のAメインと言えば私のみでした。
こんなにYOKOMO取扱い製品が増えてきて嬉しい限りです。
『お客様に感謝!』ですね。
《決勝》
路面がかなりきていますのでタイヤ径を更に小さく、F:40.5mm、R:41.5㎜にします。
車軸位置は変えませんので、これで地上高は前後1mm!です。
オールナイト走行会の時、このセットで9”1が出ましたので
この路面でピンポイントに速く走れるタイヤセッティングとなります。
これ以上小さいタイヤ径ですと、ホイルが路面と接触してしまい、アンダーやオーバーが出易くなります。
スタート直後のフロント・オーバーグリップを嫌い、フロントタイヤのみ新品、リヤは中古を使用。
フロントのトラクション剤は無し。
決勝スタート。
1周目はアンダーが出ますので、ゆっくりラインをトレースします。
トップをキープし、ペースを上げながら2周目に突入。
? 全然曲がりません!
3周目、やっぱり全然曲がりません!!
フロントタイヤが全くグリップしていないようです。
3位スタートのとっくんにあっさり抜かれました。
レース後にラップチャートを見たら、最初の3周はベストから1秒も遅かったです(笑)。
4周目あたりからやっとこさ曲がる様になり、ラップも9”5に向上。
とっくんを追い詰めますが、流石に全日本Aファイナリスト、簡単にはインを空けてくれません。
直ぐにアタックを仕掛けた所で接触、とっくんを先行させてバトル再開。
数周後に再アタック、また接触してしまいましたがここも先行させます。
2分が経過した頃、ハイサイドで転倒しているマシンに追突してしまいタイムロス。
ひっくり返っているマシンは見え難いんですよね(路面が真っ黒なので)。
とっくんには2秒位離されましたが、マシンの調子は良いので追い上げは順調。
追い付いた所で一気に勝負を仕掛けます、が、ここでまたまた接触。
とっくんとのバトル経験があまり無いせいか、少々息が合わない感じ(ちょっと言い訳です)。
魚雷ラインではなく、サイド・バイ・サイドでの弾き合いではありますが、
ここもとっくんを先行させます(マナー最優先です)。
少々荒れたレース展開(私のせい)に集中力を欠いてしまったのか、とっくんはクラッシュでリタイヤ。
とっくんゴメンなさい(反省)。
その後は順調に周回を重ねトップゴール出来ました。
レース後、とっくんには両手を合わせて
『ゴメンなさい!』。
大人なとっくんは許してくれました(かな?)。
じっくりと後ろに付いてミスを待って抜いていくのがスマートなんですが、
魅せるレースがしたいなと言う気持ちも少なからずあり、この日は直ぐにアタックしてしまいました。
ちょっと余裕が無かったので反省反省です。
次回のレースからはもう少し落ち着いたレース展開を出来るようガンバリマス。
決勝結果
この日好調だった予選2位の石野様、マシンはR5.1。
キレのある走りでした
予選は苦しんだものの、決勝は落ち着いた走りで2位の宮川様もR5.1を使用。
久しぶりのレース参加にもかかわらずAメインのエビちゃんもR5.1を使用。
YOKOMO R12にしませんか~?
ストッククラスの伊藤様はR12の走行性能にご満悦。
ストッククラスTQの村上様もR12を使用。
ストッククラス優勝の加藤様もR12ユーザー。
初優勝おめでとうございます!
ピットが私の隣だったので、色々とセッティングを伝授しました。
今年もYOKOMOユーザーへの技術サポートを充実させ、また販売店さんともディスカッションを行い
お客様皆さん(YOKOMOユーザーだけに限らず)に、レースを楽しんで頂ける様な環境づくりをしていきたいと思います。
以上、レースレポートでした。
セッティングシート(インドア・ハイグリップ路面用)を添付します。
今回のは自信作です。
TEAM YOKOMO
村井